2020-02-28
【自粛ムードの話】 弁護士 松井竜介
こんにちは。弁護士の松井です。
最近新型コロナウイルスの影響で色々なところで自粛ムードですね。
自粛自体は感染拡大防止の意味で良いのかもしれませんが、経済活動に及ぼす影響も大きいようです。
実際にとある老舗旅館が破産手続を申し立てたというニュースを見ましたし、
身近な出来事でも会合後の懇親会をキャンセルするという例をたくさん見聞きしていますので、
観光業や飲食業関係に限ってみてもかなりの影響がありそうです。
今回のような件では、運が悪いとあきらめるのは簡単ですが、
経営者たるものいつでも最悪のことが起きると予測して行動するのも必要なことなのではないでしょうか?
①特定の顧客(例えば外国人観光客)にだけ頼るのではなく収益の柱をいくつも確保しておく、
②しばらく売り上げがなくても耐えられるように、自己資本を増やしたりすぐに借り入れが可能な状況にしておくことは、
経営者が常日頃の経営において考えておくべきことなのかもしれませんね。
そうは言っても、日頃の仕事に忙殺されてなかなか他のことまで手が回らないということもあると思います。
今回のコロナウイルスの件を教訓にこれからの自社経営を少しずつでも考えていきましょう!
陽なた法律事務所 弁護士 松井竜介