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2018-10-09

【弁護士から見た資金調達の話】 弁護士 松井竜介

皆さん、こんにちは。弁護士の松井です。

起業する場合、初期投資の費用をどうやって調達するかは悩ましい問題ですね。

 

まず銀行などから借り入れをする方法もあるでしょう。

この場合、確実に借り入れができるようにするためにもきちんとした事業計画を立てておくべきでしょう。

借り入れは当然返済を行う必要がありますから、例えば実家を担保にしたり保証人をつけて借り入れを行っていた場合には、

もし返済できないと実家が競売などでとられてしまったり、保証人へ迷惑がかかるなどのリスクがありますのでご注意下さい。

 

また、最初から株式会社を設立して、資本金としてお金を調達する場合もあります。

資本金は株主に返済する必要はないものなので、借り入れに伴うリスクはないですが、株主が複数存在することになりますので、

経営方針に関して意見が合わなかったりすれば、揉めることにもなりかねず、仕方なく株式を高額で買い戻したり、

会社自体の存続が危うくなることもあります。

 

最近では、クラウドファンディングという方法もあり、寄付型や投資型などがありますので、

事業にあった方法を選択することで、資金調達が容易になるかもしれません。

ただし、資金調達の時期が明確ではなかったり、アイディアを盗用されることもあり得ます。

 

それから、国の様々な助成金や補助金という制度もあります。

こちらは、基本的には後払いなので、まずは自己資金が必要になりますし、

制度を利用するための細かい要件もあり、毎年同じ助成金や補助金があるとは限りません。

 

このように資金調達の方法はいくつか存在し、それぞれにメリット・デメリットがありますし、

事業内容によってより効果的な方法がありますので、ぜひ専門家へご相談下さい。

 

陽なた法律事務所 弁護士 松井竜介


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