2018-05-31
【契約のお話】 弁護士 松井竜介
こんにちは、弁護士の松井です。
皆さん、契約をしたことがありますか?
これから起業される方でも、お金を借りる時には金銭消費貸借契約、店舗を借りる時には賃貸借契約、人を雇う時には雇用契約など色々な契約をする機会があると思います。
ちなみにスーパーで食料品を買うという行為も売買契約になります。
契約は基本的には口頭で成立するので、一部の例外を除いて契約書は必ずしも必要ではありませんが(スーパーで飲み物を買うのにわざわざ契約書を作らないですよね)、あとから、「〇〇と言った」、「〇〇と言ってない」、「△△と聞いた」、「△△と聞いてない」などということにならないように、契約書を作っておくことをおすすめします。
このように契約書は、皆さんと取引の相手との合意内容を証明する証拠になりますし、契約書の内容を見ることで将来のリスクが予測できますので(例えば、契約がどんな場合に解除されてしまうかなど)、もし現在何らかの契約書をお持ちであれば、十分に内容を理解して頂いた上で、大切に保管して下さい。
きちんと契約書を作り、紛争のリスクを最小限にすることで、安心して経営に専念しましょう。
陽なた法律事務所 弁護士 松井竜介