弁護士の松井です。

本日福岡のスタートアップカフェでセミナーを開催しました。

テーマは「飲食店開業予定者向け　専門家から見た開業前後で注意すること」でした。

 

目次だけあげますと、

１開業前　①何を提供するか？②どこで開業するか？③誰とするか？④開業資金をどう調達するか？⑤店舗づくり

２開業後　①お金の管理②バイトテロ③労務管理④法人化のタイミング⑤メニュー表示

というような流れで話をしました。資料を作成しながら、飲食店に限ってみても色々なリスクがあるなと実感しましたね。

 

もう少し詳しくお話すると、

開業前の

①何を提供するか？では、何を提供するかで必要な資格や許可が変わるという話で、例えば動物カフェは飲食業許可だけでなく動物取扱業の登録も必要というような話です。

②どこで開業するか？は、自宅か新たに借りるのか、自宅の場合と新たに借りる場合の契約状況や契約条件などの話です。

③誰とするか？は従業員さんを雇う場合に気を付けておくべきこと。労働条件の通知などです。

④開業資金をどう調達するか？は、銀行融資と出資のメリット・デメリット。

⑤店舗づくりは、工事業者さんとの関係です。杜撰な工事はされたくないですよね。

開業後の

①お金の管理は、お金を持ち逃げされないようにお金は経営者がきちんと管理すべきということ。

②バイトテロは、そのような状況にならないように、従業員さんを教育したり、監視カメラを設置すべきというようなこと。

③労務管理は、残業代との関係で労働時間をきちんと把握すべきということ。

④法人化のタイミングと⑤メニュー表示は税金がらみの話をしました。

 

このようなたくさんの問題をひとりで解決しようとしてもなかなか難しいですよね。

ひとりで解決しようとするよりもできるだけ早く専門家に相談した方が、選択肢が広がってより良い経営判断ができると思います。

何か問題に直面したら、ぜひ専門家にご相談下さいね。

 

陽なた法律事務所　松井竜介